スタッフ奮闘記 第4弾 またひとつしか残ってない!
- おのば能登医院
- 3 日前
- 読了時間: 3分

仕事が終わって、ふとペーパークラフトの棚を見ると
スタッフの誰かがこう言います。
「えっ…これ、ひとつしか残ってないの?」
当院では、診察や処置をがんばったお子さんに、折り紙やペーパークラフトをお渡ししています。
実はこれ、スタッフが仕事の合間に少しずつ作っている手作りのものです。
忙しい日が終わって棚を見ると
「たいへん、何か作らないと!」
と慌てて折ったり、切ったり、組み立てたり。
なんとか補充して並べておくのですが、翌日の午前中のうちに全部もらわれてしまうこともあります。
時には棚がすっからかん、なんてこともあります。
ペーパークラフトの種類は現在30種類ほど。
ピカチュウやフシギダネなどのポケモン、カワウソやインコ、犬や猫などの動物、鬼滅の刃シリーズなどがあります。

ただ、受付の下の棚に並べられるのは5〜7個ほど。
人気のものはすぐになくなってしまいます。
大物作品は特に人気ですが、少し難しいため作れるスタッフは限られています。
登場するとすぐになくなってしまう人気作品ですが、少しの期間飾ってからさしあげています。

そんなある日、ペーパークラフトを渡したときのこと。
あるお子さんが、にこにこしながらこう言いました。
「やったー!病院来た時から目をつけてたのー!」
その言葉を聞いて、スタッフみんな思わず笑顔に。
何度も来てくれているお子さんは、診察が終わると棚をのぞき込んで
「今日は何があるかな?」
と探している様子もあります。
実はこの小さなプレゼント、もう15年以上続いています。
以前は風船で作った剣や犬などのバルーンアートをお渡ししていたこともありました。
ただ、風船が割れる音を怖がるお子さんもいたため、今は行っていません。
また、折り紙で作った風車をお渡ししていたこともありましたが、針金やビーズを使う部分があり安全面を考えて、現在はお子さんではなくご高齢の方にお渡ししています。
ある患者さんが、
「この風車を猫の前で回すと、すごく喜んで遊ぶんですよ」
と教えてくださったこともありました。
思いがけないところで楽しんでもらえていると知り、スタッフも嬉しくなりました。
もちろん、手作りなので失敗もあります。
立ち耳の犬のはずが、なぜか垂れ耳になっていたりして
「なんでこうなったの?」とスタッフみんなで大笑いになることも。
会計のとき、受付の下の棚に気づいたお子さんが
そっとのぞき込みます。
「これいい?」
そう言いながらお気に入りを見つけて、嬉しそうに持って帰る姿を見るのが、スタッフの小さな楽しみです。
こうして当院では今日も、
子どもたちの笑顔のための小さなペーパークラフトが、静かに増えていきます。
そしてきっと、
明日の昼にはまた棚が空っぽになります。



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