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スタッフ奮闘記 第6弾

おのば能登医院
5 分前
読了時間: 2分

救急車編 その1 ~今日も事件は突然に~


新婚旦那さん、大暴走


ある日、若いご夫婦が来院しました。

診察を受けたのは奥さま。

診察中、緊張もあったのでしょうか。気分が悪くなり、血の気が引いてしまいました。

すぐにベッドで横になっていただきます。

しばらく休めば落ち着きそうです。

ところが今度は呼吸が速くなり、手足まで震えてきました。

どうやら過呼吸のようです。

「大丈夫ですよ。ゆっくり呼吸して、少し休みましょうね」

スタッフは落ち着いて対応します。


しかし。

まったく落ち着いていない人が、一人いました。

旦那さまです。

「救急車を呼んでください!」

「今のところは、少し休んで様子を見ても――」

「救急車を!」

「でも――」

「救急車を呼んでください!」

奥さま以上に、旦那さまが緊急事態です。


何度説明しても、


救急車。


救急車。


救急車。


新婚さんです。


大切な奥さまです。


気持ちは分かります。

ものすごーく分かります。


ということで、救急車をお願いすることになりました。

やがて医院の前に救急車が到着。

赤いランプ。

制服姿の救急隊員さん。


そして――

こういうとき、なぜでしょう。

通りすがりの人まで、なんとなーくこちらを見ている気がします。


「耳鼻科に救急車?」

「何があったの?」

……という心の声まで聞こえてきそう。


こちらとしては、

いえいえ、当院で何かやらかしたわけではございません!

と、外に向かって大きな張り紙でも出したい気分です。


到着した救急隊員さんに状況を説明します。

「診察後に気分が悪くなりまして……過呼吸だと思うのですが……」


「…………」


そして流れる、何とも言えない空気……。


奥さまは救急車へ。

もちろん旦那さまも一緒です。


奥さまに付き添って、二人を乗せた救急車は病院へ向かっていきました。


新婚さんです。


大切な奥さまです。


そりゃあ、心配ですよね。


でも、あの日いちばん慌てていたのは誰だったかと聞かれたら――

スタッフ一同、たぶん同じ人を思い浮かべます。


愛って、すごい❣️


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